記事一覧

はじめに

初めまして。管理人の「まー坊」と申します。当ブログでは「新選組を題材としたオリジナル小説」を書いております。何かの作品を元にした二次創作ではありませんが、管理人が様々な新選組関連の小説や漫画などを読み、自分の中での想像を文字にしてみたい、と書き始めました。完全なる管理人の妄想ですので歴史上の間違いや登場人物、文化や言葉遣いなど多々至らぬ点があるかと思いますがご了承ください。温かく見守って頂けると幸...

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憧れ 肆

しとしと雨の音が聞こえる。また今日も雨が降っているのか。じめじめとした生温い空気がますます総司の気分を鬱々とさせる。どうして今自分がこんな風に床に横になっているのかさっぱり訳がわからなかった。皆と一緒に池田屋にいたはずだったのに。あまりに暑い夜だった。全くの目星もつかないまま何刻も歩き回って漸く当たりに出会った。きびきびと指示をくだす近藤はやはり頼もしくて格好よくてきっと稽古では本気を出したら自分...

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憧れ 参

京の町を歩くのは楽しかった。江戸とは違い町の中は華やかで色とりどりの着物やお菓子、珍しい店が溢れている。最初は聞きなれなかった京都弁も慣れてみると柔らかな響きですぐに気に入った。京に入ってから暫くは色々とあって落ち着かない日々が続いていたが会津藩から「新選組」の名を貰ってからは堂々と「武士」の身形で歩けることも嬉しかった。自分達は歴とした「会津藩お預りの浪人」なのだ。芹澤の一件は総司に何かしらの影...

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憧れ 弐

注意:多少性描写が含まれますので苦手な方、18歳以下の方はご注意ください。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆芹澤の時もそうだったように、総司は剣の強さで人の良し悪しを決めるところがある。多少人間性に問題があろうとそこは大して気にならずに自分と対等に剣を交えることができるか、もしくはその為の努力を怠っていないか、などが総司の中での基準になっていた。幼くして家を出され試衛館に世話になっていた総司は下働きとして家の事を手伝...

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憧れ 壱

その男は総司の事を名前で呼んでいた。京に入ってから出会う者たちは大抵総司の事を「沖田さん」もしくは「沖田先生」と呼んだ。それというのも総司は新選組の中では幹部の中でも上の立場にいるからだ。年上の者も、どの流派の免許皆伝者も幹部の人間には敬意を払っていた。しかしその男は出会ったその時から「沖田くん」ではなく「総司」と呼んだ。男の名は芹澤鴨。水戸藩出身の歴とした武士である。神道無念流の免許皆伝者であり...

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プロフィール

まー坊

Author:まー坊
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